しおメモ

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MacBook Pro(Late 2016)でWi-Fiが繋がらなくなる問題

表題の通り、MacBook Pro(Late 2016)でWi-Fiが時々繋がらなくなるという現象に悩まされていましたが、ようやく原因が掴めたと思うので記録として残しておきます。
モデルはTouch Barのついていない安い方です。

症状

他の機器では問題なくアクセスポイントに接続できているにもかかわらず、MBPだけが接続できなくなる。
アクセスポイントの検出はできているものの、接続しようとすると以下のような、「ワイヤレスルーターのそばに近づいてください」というメッセージが表示される。 f:id:scior:20170730011036p:plain ルーターのすぐそばに近づいても、状況は改善しない。

原因

先に原因を書きますが、USB-Cデバイスによる電波の干渉でした。 https://support.apple.com/ja-jp/HT201163

USB 3 デバイスがコンピュータに接続されていると、Wi-Fi または Bluetoothバイスが正常に動作しないことがあります。なぜですか?
ー 一部の USB 3 デバイスは、無線周波数干渉を引き起こすことがあります。これによって、2.4 GHz 帯を使用する Wi-Fi および Bluetoothバイスとコンピュータとの通信に問題が生じる場合があります。

私の場合は、USBハブが干渉の原因でした。

対策

Appleのサポートページによると、無線のアンテナの位置からデバイスを離すことと、5GHz帯を使用することが推奨されていました。

無線のアンテナは左側のヒンジ近くにあるようなので、ポートが左側にしかないTouch Bar非搭載のモデルでは離すことが難しそうです。
私はたまたま、他の家の電波の干渉を疑って、5GHz帯に切り替えたのですが、今のところこの現象は再発していません。

そもそもUSB-Cデバイスが安物でなければこの現象は発生しないのかもしれませんが、Apple純正のものは結構値が張るのでまだ試せてはいません。(ちなみに使っていたのは日本の有名なサプライメーカーの製品です)

以下、雑記

再現性がないように見えたので、MBPの初期不良や、他のアクセスポイントの干渉を疑いましたが、まさかUSBハブに原因があるとは思いませんでした。
ケーブルなら干渉しなさそうなので、延長ケーブルでデバイスを無理やり離すという手もありますが、USB-Cの延長ケーブルはあんまり種類がないみたいです。